ムーヴのパワーウインドウスイッチが故障しました。症状としては運転席のパワーウィンドウスイッチが陥没したままになってしまい、窓の開閉が出来ない状態です。
陥没したスイッチはガチっと固着したような感じで、力強く引っ張っても持ち上がりません。運転席以外のスイッチは問題なく動作しています。
- 年式:2003年
- 型式:L160S
- エンジン型式:EFVE (660ccEFIノンターボ3気筒)
- トランスミッション:4AT
- 駆動方式:4WD
- カラーコード:W09
- 走行距離:131700km
スイッチの取り外し
今回はスイッチのアッセンブリーを手で引っこ抜いて取り外せましたが、外せない場合はリムーバーを使用します。
2箇所のカプラーを取り外します。これでスイッチアッセンブリーを車両から取り外す事が出来ます。
故障の原因
パワーウィンドウスイッチが陥没していますので、スイッチが原因というのは間違いなさそうですが、スイッチのどこが壊れているのか知るために分解してみます。
分解してみると、接点や基板は見た感じ不具合はなさそうでしたが、運転席のスイッチ内部に異常を発見しました!
スイッチ裏の白いパーツが折れていました。折れた欠片がスイッチを固着させている原因だった様です。
折れていた欠片は撮影前に紛失してしまいましたが、ここの溝に入っていました。
さすがにスイッチ内部の細かい部品の折れはDIYで直せそうも無いので、スイッチのアッセンブリー交換をすることにしました。
純正品番と価格
パワーウィンドウアッセンブリーの純正の品番と価格を調べてみると、7000円でした(汗)※スイッチを覆っているベゼルは別売りです。元のスイッチから取り外して使用します。
名称 | 品番 | 税抜き価格 |
---|---|---|
パワーウィンドウスイッチ(マスター) | 84820-B2010 | 7000円 |
さすがにいつ廃車にするか分からない車のために高価なスイッチは不要ですので、今回はオークションで同品番の中古スイッチを購入しました。送料込みで1400円ほどです。
4ピン、12ピンカプラーのもので、形状が同じであればダイハツの違う車のスイッチでも問題なさそうに思われがちですが、イルミの色が違ったり、点灯しなかったりしますので、必ず付いていたものと同じ品番の物を使うようにしましょう。過去にそのような経験をした事があります。
因みに中華製純正互換品も多数販売されているようで、そちらだと純正価格の1/3~1/2の価格ですね。ただ、個人的に中華品(コピー品)は品質が悪く、当たり外れがあるのであまり使いたくないですね。
取り付け
ベゼルを新たに取り付けるスイッチに移植したらカプラーを取り付け、スイッチを車両にパチンとはめ込んで取り付けます。
パワーウィンドウリセット(初期設定)
パワーウィンドウのカプラーを差し替えた際にはパワーウィンドウのリセットが必要となります。この設定を行わないと、運転席の自動開閉や、挟み込み防止機能が正常に機能しない場合があります。
操作手順は以下の通りとなります。
- エンジンスイッチをONの位置にする。
- 運転席のパワーウィンドウスイッチを引き上げ続け、窓を全閉にします。
- 全閉後そのままの状態で約2秒間スイッチを引き上げ続ける。
以上がパワーウィンドウスイッチの初期設定方法です。車の取説にも書かれていますので、そちらも確認してみてください。
動作確認
スイッチを交換し、初期設定をして動作の確認をしたところ、無事パワーウインドウは正常に動作するようになりました!そろそろ廃車にするか検討中の車ではありますが、安く修理出来て良かったです。
同型式のムーヴにお乗りの方、ダイハツ車で同じ形状のパワーウィンドウスイッチが故障してしまった方は参考になれば幸いです。
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