MENU
カテゴリー

ガレージジャッキ オイル交換 方法・エア抜き

Garage jack maintenance1

普段使っているガレージジャッキ(油圧)が、何となくショートストロークで上がりにくいような気がしてきたので、ジャッキのオイル交換をする事にしました。

今回オイル交換するガレージジャッキはホームセンターやカー用品店でよく見かけるエマーソン(ニューレイトン)のローダウンジャッキ(品番EM-502)です。

目次

オイル交換で改善できるかも知れないこと

  • ジャッキが上がらない
  • 勝手にジャッキが下がる
  • 最高位(一番上)まで上がらない
  • スムーズにジャッキアップできない

このような症状が出てきたら、もしかするとジャッキオイルを交換することで改善できるかも知れないので、買い換える前に先ずはオイル交換してみましょう。

ジャッキオイル交換方法

1.オイルの抜き取り

先ずはジャッキを一番下に下がった状態にしておき、油圧シリンダーに付いているエアーベントバルブ(ゴムのキャップ)を外す。

外したらジャッキを逆さまにし、オイルを完全に抜く。なるべくシリンダーを水平にするとオイルは抜けやすい。
Garage jack maintenance2-1

2.オイルの注入

使用するオイルは、各ジャッキメーカーから推奨品があると思いますが、今回はホームセンターで市販されているAZエーゼットのジャッキオイルを使用します。因みにジャッキオイルの代用品として、タービン油等を代用できることもあります。
Garage jack maintenance7

オイルを注入するところは、オイルを抜いたところと同じく、エアーベントバルブのところから注入します。
Garage jack maintenance8

オイルの量は、エアーベントバルブの穴から約10mm下がったところとされています。分かりにくいときは、ドライバー等の先10mmのところにビニールテープを巻き、オイルレベルゲージを自作するとよいです。
Garage jack maintenance4

抜いたオイルの色と新品オイルの色の差は歴然。
Garage jack maintenance9

エア抜き作業

1.水平なところでジャッキを一番下に下げる

2.リリースバルブを反時計回りに2~3回転回す

Garage jack maintenance10-2

3.エアーベントバルブを取り外す

Garage jack maintenance4

4.ハンドルバーを付けて上下に素早く5~6回動かす

Garage jack maintenance11

動作チェック

これでエア抜き作業は終わりです。エアーベントバルブ、リリースバルブを締めて動作をチェックしましょう!動作がおかしいときはエア抜き作業を数回繰り返す。
Garage jack maintenance12

ジャッキオイル交換の注意点

オイルを抜くとき、リリースバルブ、安全弁を完全に取り外してオイルを抜くことは絶対してはいけません!必ずエアーベントバルブからオイルを抜きましょう!

リリースバルブを完全に取り外すと、非常に小さなボールが入っており、それを紛失するとジャッキが使い物にならなくなります。
Garage jack maintenance10-2

安全弁は、生産工場出荷時に過負荷時の調整がされています。ここをいじるとジャッキの安全性能が変わってしまい、大変危険です。
Garage jack maintenance11-3

オイル交換の効果

今回オイルを交換したことにより、新品で買ったときのような、カチッとしたスムーズな動作に戻りました!ガレージジャッキのオイルは、知らないうちに漏れたり、汚れていることもあるので、ちょっと動作がおかしいなってときは、オイル交換や、注ぎ足し、エアー抜きをして見ましょう!

動画版

こちらは動画版です。記事と合わせてご覧頂けると分かりやすいかと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (8件)

    • 匿名様

      こんばんは!返信遅れて申し訳ありません。

      メーカーサイトを確認したところ、ベントバルブは販売されていないみたいです。

      ホームセンター等で代用できそうなゴムキャップを探すしかなさそうですね!

  • なるほど️
    自分もガレージジャッキを持ってます。
    (まだ あまり使ってないですけど)
    再現の動画が 参考になりそうです。
    はじめて知ったことだらけで、特にエア抜きの工程は 興味深かったです。
    ありがとうございました。

  • ジャーキーのオイル交換をしようと思い2ヶ所ネジを外し(リリースバルブ以外)、ジャッキーを逆さにし30分位放置しておき戻ってみると鉄球とバネ様なものがオイルと一緒にでてきていました。説明書がないためどのように対処すればいいのか困っておりますので。対処の仕方を教えて頂けないでしょうか。

    • 申し訳ありませんが、現物を見てみないと何ともアドバイスがしようが無いですね。ジャッキの型番などが分かれば良いのですが。

  • 使用して10年以上経過したドイツ製油圧ジャッキがついに
    「ジャッキが上がらない」
    「ジャッキが勝手に下がる」
    「ジャッキが一番上まで上がらない」
    の症状が出て、新規で次のジャッキを購入する、ことを考えていたのですが、
    やはりそれでは「エコじゃない!」と思い直し辿り着いたのがこちらのブログ
    でした。

    説明も使用者側目線で語られ、加えて動画まであり大変参考になり、無駄なく
    効率的にオイル購入から作業まで済ませることが出来ました。
    加えてコスト的にも新規ジャッキ購入で¥5,000~の出費を覚悟していたのが
    数百円の出費で済みました。

    色々と大変助かりました。
    こちらのブログのおかげです。

    誠に有難うございました。
    本当に心より感謝します。

    • 平井様
      記事がお役に立ったようで幸いです!
      安く修理出来てなによりでしたね!

コメントする

目次