ムーヴのウォッシャー液を補充した際、ついでにエアクリーナー(フィルター)を点検してみたところ、そこそこ汚れていたので新品に交換することにしました。今回はL160Sムーヴのエアクリーナー交換方法や手順、ポイントを書き留めておこうと思います。同型のムーヴのエアクリーナーを交換予定の方は参考になれば幸いです。
- 年式:2003年
- 型式:L160S
- エンジン型式:EFVE (660ccEFIノンターボ3気筒)
- トランスミッション:4AT
- 駆動方式:4WD
- カラーコード:W09
- 走行距離:131700km
エアクリーナーエレメントの交換時期
取説によれば、この型式のムーヴの場合、通常使用で40000km毎、シビアコンディションの場合20000km毎の交換が推奨されています。
エアクリーナーエレメント交換時期 | |
---|---|
通常使用 | 40000km毎 |
シビアコンディション | 20000km毎 |
走行距離大(年間20000km以上)や短距離走行の繰り返し(一回につき8km以下)が多い場合の事を指す。
適合エアクリーナーエレメント純正品番と価格
今回エアクリーナーを交換するL160Sムーヴに適合する純正エアクリーナーエレメントの品番と価格は以下の通りです。EFVEエンジンのL150Sも同じですね。
名称 | 品番 | 税抜き価格 |
---|---|---|
エアクリーナーエレメント | 17801-B2010 | 2000円 |
今回はモノタロウエアクリーナーを使用
本来純正品を使うのがベストだとは思いますが、今回は価格に釣られてモノタロウブランドで販売しているダイハツ純正互換品を取り付ける事にしました。
その価格なんと689円(税別)純正品のおよそ1/3の価格ですが、届いた商品を見る限り、意外としっかりとした物でした。流石モノタロウ!プライベーターの財布に優しい!
モノタロウのサイトでこちらのフィルターを探す際は、検索窓に純正エアクリーナーエレメントの品番である「17801-B2010」を入力すれば見つけられるはずです。
エアクリーナーエレメントの交換方法
L160Sムーヴのエアクリーナーエレメント交換は割と簡単で、十分DIY可能なレベルです。ザックリとした流れで言いますと、エアクリーナーボックスを開け、エアクリーナーエレメントを交換するだけとなります。
交換にあたって特に工具なども必要ありません。L160Sムーヴのエアクリーナーボックスの場所はボンネットを開けるとすぐに見えるところにありますので、作業性も良好となっております。
エアクリーナーボックスの開け方
エアクリーナーボックスの蓋は4隅のクリップバンドで固定されていますので、全てのクリップを手で外します。
エアクリーナーボックス画像右上のクリップバンドのみ、リンク機構付きのクリップバンド仕様となっていますが、こちらも手で簡単に取り外せます。
バンドを取り外したらエアクリーナーボックスの蓋の前側を持ち上げ、スロットルボディと繋がる配管ごと分離します。スロットルボディ配管に付いているバンドは緩めなくても外せると思います。
元々付いていたエアクリーナーエレメントは蓋にハマった状態となっていますが、手で簡単に取り外す事が出来ます。
取り外したエアクリーナーと新品エアクリーナー比較。新旧では見た瞬間に分かるほどの差がありますね。
エアクリーナーボックス内の清掃
エアクリーナーボックスを開けた際、汚れていることが殆どだと思いますので、ついでに清掃しておいたほうが精神衛生上よろしいかと思います。
今回は固く絞ったタオルでボックス内部やエアクリーナーボックスの蓋の溝などを念入りにお掃除。蓋を清掃する際、作業しにくかったため、吸気温度センサーカプラーを取り外し、蓋を車から切り離して作業しました。
仕上げとしてスロットルボディに養生した後、エアブローして細かいホコリも吹き飛ばしておきました。
エアクリーナーエレメントの向き
新品のエアクリーナーを取り付けていきますが、ここでよく疑問に思う方が多いのがフィルターの上下前後の向きはどちらなのかという事かと思います。
純正のエアクリーナーエレメントを使用する場合は、エレメント自体の淵に向きが記載されていますので、それに従いましょう。今回取り外したエレメントは社外品かと思いますが、矢印のところに向きが記載されていました。
上UPSIDE(←前FRONT)と記載されていまので、この面が上、そして矢印の方向が車両の前側になるように取り付ける事になります。
社外品で向きが記載されていない場合
社外品フィルターの場合、フィルターに向きが記載されていない事も多いと思います。今回私が使用するモノタロウフィルターもその一つで、どこにも向きの記載はありませんでした。
その場合どうするかというと、取り外したフィルターと並べて見比べれば形状で判断できると思いますね!
下の画像は外したフィルターを車に設置されていたように床に置いた状態です。フィルターの突起が長い方が上向きとなっていますので、向きの記載がないモノタロウフィルターも同じ向きで取り付ければOKとなります!
上下は分かったけど、では前後はどうやって見分けるのかというと、こちらも外したフィルターと並べると分かります。フィルターの4隅のうち、右下1か所のみ丸みが鋭角となっていますよね?ここが前側となります。
付くようにしか付かない
と言うよりも、エアクリーナーボックスも4隅のうち、一か所だけ鋭角となっていますので、そこに合わせて新品フィルターの鋭角な部分を合わせれば、上下前後の向きは分かるという風になっているんですよね。
つまりフィルターが社外品であっても、純正品と同じ形状で作られていればフィルターのセット向きは簡単に判断できるんですね!
この車両の場合、エアクリーナーの向きが間違っていると、フィルターがエアクリーナーボックス内(フタ側)に上手くハマりませんので、間違って取り付けてしまう事はほぼないと思います。
エアクリーナーエレメントの取り付け
エアクリーナーボックス蓋の鋭角なところと、新品フィルターの鋭角な所を合わせてセットします。
フィルターをエンジン側にセットした状態でエアクリーナーボックスの蓋をスロットルボディに差し込もうとすると、フィルターが邪魔でうまく接続できません。
ですので、最初にエアクリボックスの蓋をスロットルボディに取り付け、隙間からフィルターを入れるというやり方もアリかもしれません。
フィルターが外れないように手で押さえながらエアクリーナーボックスの蓋をスロットルボディに差し込みます。
フィルター、エアクリーナーボックスがしっかり嵌っているかを確認し、エアクリーナーボックスを4箇所のクリップバンドで固定してエアクリーナーエレメントの交換は完了となります。
記事にすると面倒な作業のように見えるかもしれませんが、実際に作業すれば数分で完了すると思います。プライベーター故、至らない点も多いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです!
エアクリーナーエレメント交換後の変化
エアクリーナー交換後何か走りに変化があるのかどうかを確かめるため試運転!結果としては、なんとな~くパワフルになったかな~!?という気がしました。
気がする、、、レベルではプラセボの域を脱せませんが、あれだけ汚れていたフィルターを純白の新品フィルターに交換したのですから、何らかのプラス要素にはなっているはずです。燃費なども僅かでも良いので、延びてくれれば嬉しいですね!
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