ダイハツムーヴL160S(4WD)のトランスファオイルをDIYにて交換してみました。現在の走行距離119300km。このクルマは中古で購入したので、前回いつトランスファオイル化交換されていたかも不明ですし、噂によるとリコールもあったらしく高確率でトランスファオイルが減っているとの事です。果たしてこのクルマはしっかりトランスファオイル入っているのか!?※トランスファオイルの交換時期に関してはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
- 年式:2003年
- 型式:L160S
- エンジン型式:EFVE (660ccEFIノンターボ3気筒)
- トランスミッション:4AT
- 駆動方式:4WD
- カラーコード:W09
- 走行距離:131700km
トランスファ位置
L160Sムーヴのトランスファ位置はフロントからみてこの位置です。
拡大図です。ドレンボルトはトランスファの真下のこの位置です。ボルトサイズは24mmです。
オイルを注入するフィラーボルトはトランスファの運転席側の側面となります。少しだけエキパイが邪魔ですね。ボルトサイズは24mm。
オイルの抜き取り
オイルを抜く前にフィラーボルト24mmを外します。最初にドレンを外してオイルを抜いてしまうと、万が一フィラーが緩められなかったらオイルを入れる事が出来なくなる可能性がありますので、必ず最初にフィラーを外します。フィラーを外しておくとドレンを外したときのオイル抜けも良いです。
外したフィラーボルトとパッキンです。基本的にパッキンは毎回新品に交換したほうが良いと思いますが、今回はリサイクルします。
オイル受け皿を準備してドレンの下にセットします。今回使用したオイル処理パックは不要な座布団の綿を詰め込んだ自家製です。トランスファオイル量は0.46リットルですので、最低限それ以上のオイル受け皿が必要ですが、余裕があったほうが良いです。
ドレンボルトを緩めて外します。結構きつく締まってましたので、スピンナーにパイプをかけて外しました。
トランスファオイルが抜けてきました!結構綺麗です。トランスファオイル交換されていたっぽいです。量もまともなくらい入っていた感じです。
こちらはドレンボルトとパッキン。パッキンはフィラー同様毎回新品交換が望ましいと思いますが、こちらも再利用します。
オイル注入
入っていたオイルがしっかり抜けたらドレンボルトのパッキン面をお掃除します。
ドレンボルトを締めます。規定トルクで締めるのが望ましいですが、規定トルクが分からないので手締めしました。
オイルの注入方法は色々ありますが、今回は定番のペコペコ灯油ポンプを使用します。使用オイルはホームセンターブランドのマルチギヤーオイル80W-90 GL-5(コメリで購入)です。
ペコペコポンプの先端がトランスファのフィラーに入らなかったのでこの様に先端を潰して挿入しました。
ひたすらペコペコしてオイルを注入していきます!硬いオイルもなんのその!順調にオイルが送られていきます。
フィラーからオイルがこぼれてきたらオイル注入を止め、オイルが垂れ終わるまで待ちます。※フィラー穴の下の部分が適量のはずです。
フィラーのパッキン面を掃除してフィラーボルトを締め、トランスファ周りに付着したオイルをパーツクリーナーで掃除してトランスファオイル交換完了です。※本来フィラーボルトもトルクレンチで締めたほうが良いですが。トルク不明のため手締めです。
使用したもの
- スロープ
- ジャッキ
- ウエス
- パーツクリーナー
- 24mmのコマ
- 3/8スピンナーハンドル
- 灯油ポンプ
- ギヤーオイル80W-90 GL-5
- 廃油パック
まとめ
今回はじめてL160Sムーヴのトランスファオイル交換をDIYにて行ってみましたが、難易度はそれほど高くない印象です。
トランスファオイル交換をDIYにて行う際に気をつけるべきポイントは、車体下に潜るので十分な安全対策を行う事。各種ボルトの頭やネジ山などの破損に気をつける事などかと思います。ボルト類の締めすぎでネジ山壊すとかなり厄介な事になります。
廃油の処理に関しましては、地域条例により異なりますが、自分の住むエリアでは今回のようにボロ切れに染み込ませれば家庭ごみとして処分可能でした!

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