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ボルト(ビス・ネジ)頭折れ抜き・修理

先日、C35ローレルのインタークーラー下のステーを取り外そうとしたところ、固定しているM6のボルトが錆び付いてました。

騙し騙し潤滑スプレー使いながら、ちょいと緩めては戻したりを繰り返し錆び付いたボルトを外そうとしてましたが、結局ポッキリ頭から折れました(涙)

バーナーなんかで炙りながら外せば外せたかもしれませんが、場所的に厳しいし、後の祭り!

過ぎた事はどうにもならないので、折れたボルトを取り外して修理することにしました。

目次

折れたボルトを抜く

こちらが折れたM6のボルトです。折れたボルトを抜く方法はいくつかありますが、今回はドリルを使い、DIYで比較的簡単に抜く方法です!
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まずは折れたボルトの真ん中にセンターポンチを打ち、ドリル(キリ)の誘導を作ります。僕はKTCのセンターポンチを持っていますが、普段使う事がないので、今回使う場面が出来てちょっとうれしいw使い勝手はさすがKTCといったところ!ばっちりポンチ打てました!
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ポンチを打って、ドリルの誘導跡が出来たら、最初に細いサイズからボルトに穴を空けていきます。
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細いサイズで穴が空いたら、キリをサイズアップします。
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同じように穴を空けていきます。
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ボルトサイズにより異なりますが、今回はサイズアップ2回でこれ位まで穴が大きくなりました。
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これ位まで穴が大きくなったら、ペンチなどでボルトの破片を摘んで取り外せます。
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ねじ山切り(タップの立て方)

もともと付いていたボルトを取り外して、作業終了ではありません。取り外すときボルトが折れたということは、ねじ山が潰れていたり、痛んでいるということなので、それを修復する必要があります。

そこで登場するのが、ねじ山を修復(切る)工具、タップですね!鉄工場などで使われるタップは高価ですが、DIYでちょくちょくしか使わない場合、ホームセンターのセット品でも何とかなります。欲を言えば、先(さき)タップ、中(なか)タップ、上げタップとかあった方が上手くねじ山を切れますが、これぐらいのサイズなら無くても何とかなります。

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セットものに付属しているタップは通常、中(なか)タップです。今回のボルトはM6ですので、当然M6のタップをセットして切り込んでいきます。※ドリルの下地穴加工で、大きくなり過ぎた場合、オーバーサイズでネジ山を切る。

この時のコツはとして、タップは穴に対して垂直にねじ込んで(右まわり)いき、回りに抵抗が感じ、重くなったら逆に回して少し戻し、また右回しでねじ込みます。作業中はカジリ防止で潤滑スプレーを塗布しました。

これを繰り返すとどんどんネジ山が切られ、進んで行きます。今回は、元からねじ山がある部分を修復しているので、スルスルとねじ山が切れました。

因みに本当はタップハンドルを使うのですが、位置的にタップハンドルを使用すると回りに干渉してしまったため、モンキーでタップを回しました。
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ねじ山修復完了

タップを上手く切ったら作業は終了です!!新しいボルトをセットしてフィッティング確認したところ、バッチリです。
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無事インタークーラーを固定しているステーをがっちり固定する事が出来ました。

ボルトは最初付いていた鉄(スチール)製ではなく、ステンレス製のビスを使用。錆び難いですが、取り付け側の(凹側)の素材は、鉄ですので、相性はあまりよくないですね、多分。

取り合えず折れたネジ山を抜いて、元通りになってよかったです!ネジを折ってしまい、そのまま諦めてしまう人も多いと思いますが、低予算でもなんとか修復できると思いますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?なんらかの参考になれば幸いですm(__)m
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