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激安比重計買ってみた バッテリー液/クーラント液/ウォッシャー液用

今までバッテリー液の比重を点検する際はホームセンターで売っているスポイトタイプの物を使用していましたが、ネットでプリズム式比重計(スコープタイプ)が安く売っていたので買ってみました。一昔前だとプリズム測定タイプは高価なイメージありましたが、今では安く売っているようですね!今回購入したのはAmazonからで、お値段なんと1880円です!安すぎです!

目次

基本仕様

●メーカー:ATC
●測定対象:バッテリー液、ウォッシャー液、クーラント液
●付属品:ケース、本体、スポイト、ドライバー、清掃クロス
●本体サイズ:全長約16cm、直径約3cm、重さ約88g

測定対象液体測定範囲目盛りデータ種類
クーラント液0℃~-50℃5℃不凍限界温度
ウォッシャー液0℃~-40℃10℃不凍限界温度
バッテリー液1.10~1.4kg/L0.1kg/L比重

【注意事項】
●測定はなるべく校正時と同じような環境で行う
●測定後は水洗いせず、柔らかい布でプリズム部、蓋を清掃する
●保管するときは湿度の低いところに
●分解、改造をしないこと

外観チェック

青いところが測定プリズムで、開閉する蓋がプリズムシートという名称です。測定するときは付属のスポイトで液体を吸い取り、プリズムに塗抹(とまつ)してプリズムシートを閉じ、スコープから覗き込みます。

こちらの画像はスコープ内をカメラ撮影したもので視野が狭くなってます。

実際の目視ではこの様に周りもしっかり見えます。

ここの蓋を開けると、精度校正などに使う調整ネジがあります。長期間使用しなかった場合等は校正をする必要があるそうです。

スコープ部分はダイヤルになっており、内部が見え難いときピント調整が出来るようになっています。双眼鏡のピント調整のような感覚ですね。

外観はこんな感じですね。次の項では実際にこのプリズム比重計を使ってみたいと思います。

使い方

実際に家のクルマ(ダイハツムーヴ)のバッテリー液の比重を計ってみたいと思います。まずはバッテリーセルの蓋をコイン等で開けます。バッテリーに入っている液は腐食性が高い「希硫酸」ですので衣類、皮膚への付着に十分注意しましょう。

スポイトでバッテリー液をほんの少しだけ吸い取ります。

あらかじめ柔らかい布でプリズム部を拭いておき、吸い取ったバッテリー液を塗抹(とまつ)します。

透明な蓋(プリズムシート)をゆっくり閉じ、気泡等が入っていないことを確認。蓋を乱暴に閉めるとバッテリー液が跳ねるので注意です!

測定プリズムを明るいところに向けてスコープを覗き込み、青と白の境界線のところの目盛りを読みます。この場合1.265位でしょうか。しっかり測定できましたね!見え難いときはピント調整をします。測定後は面倒ですが柔らかい布でプリズム部と蓋の液体を綺麗に拭き取ります。

その後全てのセルを測定してみましたら、比重は1.26~1.28程でしたのでバッテリー比重は正常範囲内ですね。通常温度での適正バッテリー比重は1.25~1.28の範囲内、且つ各セルでの比重バラツキが0.05以内とされています。今回は比重計のテストがメインですのでバッテリー点検方法の詳細などは省きます。

お次はホームセンター安物ブランドウォッシャー液の不凍限界温度を測定してみます。測定方法はバッテリー液の時と同じです。

測定結果は、約マイナス10℃を指しています。ん?このウォッシャー液のパッケージには不凍限度マイナス30℃までとなっています。しかし何度測定してもマイナス10℃の目盛りです。もしかして希釈されている!?よくわかりませんが、バッテリー液比重をみれば測定はしっかりできているのでよしとしましょう!機会があれば別のウォッシャー液を買ってきて試してみます。

という事で、今回購入した激安プリズム比重計はコスパが非常に高い商品かと思います!車好きプライベーターのDIYカー点検の幅が広がると思いますので、比重計を購入予定の方の参考になれば幸いです!

動画版

今回購入した比重計の開封動画です。こちらも参考にしてみて下さい。

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