ダイハツ ハイゼット カーゴ オイル交換方法 210V型/EF-VEエンジン
ダイハツハイゼットカーゴS210V型(EF-VEエンジン)のエンジンオイル交換とオイルフィルター交換をDIYで行ってみましたので、備忘録として記事にしておきたいと思います。これからDIYで同型のハイゼットのオイル交換する方の参考になれば幸いです。
目次
ジャッキアップ等で作業スペースの確保
オイルパンからエンジンオイルを抜くために、ジャッキアップまたはカースロープにクルマを載せて作業スペースを確保します。今回はカースロープを使用しました。※スロープに載せる前に、オイルを柔らかく抜けやすくするため、5分くらい暖機運転しておきました。
この型のハイゼットカーゴはエンジン位置が前側よりも少し後ろにあるセミキャブですので、オイルパンの位置はクルマの運転席側からみて大体ここの下辺りです。

運転席側の前タイヤ後部側面から寝転んで覗き込むと、オイルパンとオイルフィルター(エレメント)が見えると思います。

オイルを抜く準備
オイルを抜く前にオイルフィラーキャップを開けてオイルの抜けを良くする必要がありますので、助手席シートの背もたれを前側に倒し、矢印のところのロックを解除し、エンジンフードを開けます。
矢印のところにはこの様なロックレバーがるので、レバーを上に押しながらシートを上げてやります。

シートを上げるとこの様にエンジンが見えるようになります。この手のクルマは手軽にボンネットを開けられないので面倒ですね。

オイルフィラーキャップはここです。

今回は手で緩みましたが、緩まない場合プライヤー等で掴んで緩めて開けておきます。

オイルを抜く
オイルドレンの下に廃油をキャッチするオイルパック等をセットします。今回は袋を重ねた中に不要な紙紐を詰め込んだ自作のオイル処理パックを用意しました。オイルの処理方法は地区条例によりますが、自分が住んでいるところだと、この様な自作処理パックで大丈夫です。因みにオイルは約3リットル抜けてきますので、オイル処理パックは最低でも3リットル以上入る物を用意します。
オイルドレンは14mmサイズです。

14mmのメガネをセットして、反時計回りに緩めます。ドレンが外れるとドバッと一気に抜けてくるのでオイルの飛散、火傷に注意です。

外れたドレンにはパッキンも付いています。パッキンはオイルパン側に固着して残る事もあるので、その場合マイナスドライバー等で剥がします。

オイルフィルターの取り外し
オイルパンからオイルが抜けたら、オイルフィルターを取り外します。オイルフィルターの位置はオイルパン位置から見て助手席側です。
オイルフィルターのサイズはφ65でした。

オイルフィルターの下にオイル処理パックを置き、φ65のフィルターレンチを反時計回りに回してフィルターを緩めて外します。こちらもフィルターシール部分に隙間ができるとドバっとオイルが抜けるので飛散や火傷に注意です。

オイルフィルターの取り付け
オイルが抜けるまで数分待ち、ほぼオイルが抜けたら新しいオイルフィルターを取り付けます。新しいオイルフィルターのパッキン面には新しいオイルを塗布しておきます。※オイルフィルターはワゴンRに使用した物と同じなので互換性がありますね。詳細はこちらです。
車両側のオイルフィルター取り付け面はウエス等でしっかり掃除しておきます。

オイルフィルターのパッキン面が車両側の取り付け面に当たるまで手で回します。

取り付け面に当たったらレンチで約1回転締め込みます。※締め方はフィルターにより異なる場合があります。取り付けるフィルターに記載がある場合はそちらに従います。

ドレンの取り付け
フィルターを取り付けたらオイルパンのドレン付近をウエスで拭き取り、ドレンボルトとパッキンを取り付けます。パッキンは基本的に毎回新品交換となりますが、今回はリサイクルです。ドレンの締め付けトルクは不明でしたので、手締めしました。本来はトルクレンチで締めるのが望ましいです。
名称 | 品番 | 価格(税抜) |
---|---|---|
ドレンプラグ ガスケット | 90044-30281 | 160円 |
ドレンボルトを締めたら回りに付着したオイルをパーツクリーナー、ウエス等で綺麗に掃除しておきます。

オイル注入
今回使用するオイルは近くのホームセンターで1000円で買ったカストロールGTX DC-TURBO 10W-30です。ハイゼットカーゴS210V型(EF-VEエンジン)のオイル量はフィルター交換時で2.9リットル、フィルター交換なし時は2.7リットルです。※オイル量と指定オイル詳細はこちらをご覧ください。
エンジンフィラー(オイル注入口)回りにウエス等を敷き、オイルこぼれ予防処置をし、漏斗(じょうご)をセット。オイルをゆっくり全量入れます。

オイルを入れ終えたらフィラーキャップと取り付け面を綺麗に拭き取りフィラーをしっかり締めます。

オイルの注入が終わったら、せっかくなのでエンジン回りも一緒にお掃除したほうが良いと思います!

オイルレベル点検
オイルを入れ終えたらエンジンを始動しカースロープからクルマを下ろし、平らなところで数十分待ってからオイルレベルゲージにてオイル量を点検します。面倒な事にハイゼットカーゴS210V型(EF-VEエンジン)のオイルレベルゲージは運転席側のエンジンルームにありますので、助手席同様シートを起こしてエンジンフードを開けます。赤丸部分がオイルレベルゲージです。

オイルレベルゲージを一度引きぬき、ウエスで拭き取ったらもう一度奥までゲージを差し込みます。

もう一度引き抜き、オイルの付着が穴と穴の間にあることを確認。

問題なければオイルゲージをもう一度拭き取り、ゲージを奥までしっかり差し込みます。

オイル量点検が終わったらシート(エンジンフード)を元に戻します。シートを戻すときは、車のドアを締める要領とほぼおなじで、上から軽く落すとガチャんと勝手にロックが掛かります。

オイル交換シールの記入
最後にオイル交換日や、次回オイル交換日の記録をしておきます。スマホやパソコンで記録するのも良いと思います。
今回はブログとオイルシール両方に記録しておいたので、次回オイル交換時期が分からなくなることはほぼ無いと思います!

ただし、当記事の情報は完全な物ではありませんので、あくまでも参考程度とお考えください。DIY作業は全て自己責任であることをご理解下さいませ。
使用した道具や工具
カースロープ
ウエス
パーツクリーナー
オイル処理パック
14mmメガネ
フィルターカップレンチφ65
9.5mmラチェット
オイルジョッキ
漏斗(じょうご)
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