いすゞエルフトラックNKR66EA(4.3L/4HF1エンジン)のデフオイル交換をDIYで行ってみましたので、やり方を記録しておきたいと思います。至らない点もあるかと思いますが、これから同車種のデファレンシャルオイル交換をDIYで行おうとしている方の参考になれば幸いです。
デフオイル量と交換時期
項目 | 容量 | 交換時期 | 指定オイル | |||
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デファレンシャルギヤオイル | NKR | 69系 | 2.7L | 45000km または2年毎 | LSD無し:ベスコギヤオイルSH 90,GL5級 LSD付き:ベスコギヤオイルLSD 140,GL5級 |
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69系以外 | 3.0L | |||||
NKS | フロント側 | 2.7L(直結式パートタイム4WD車) | ベスコギヤオイルSH 90,GL5級 | |||
1.3L(ビスカス式トルクスプリット4WD車) | ベスコギヤオイルLSD 140,GL5級 | |||||
リヤ側 | 3.0L | LSD無し:ベスコギヤオイルSH 90,GL5級 LSD付き:ベスコギヤオイルLSD 140,GL5級 |
今回はホームセンターコメリブランドのギヤオイルを使ってみました。
ドレンとフィラーの位置
フィラーとドレンの位置はデフケースのここです。ボルトサイズは双方24mmサイズです。車種やボディ形状により異なりますが、このクルマの場合ジャッキアップやスロープを使用しなくても作業スペースを確保できました。
オイルの抜き取り
まずはフィラーボルトを外します。最初にドレンを外してオイルを抜いてしまうと、万が一フィラーが緩められなかったときオイルを注入するのが困難になるからです。
無事フィラーが外れたらオイル受け皿をセット。ドレンを外し、オイルを抜きます。
フィラーとドレンには銅パッキンが付いていますので、オイル交換ごとに新品にするのが良いと思います。※今回はドレンのみ新品パッキンで、フィラーは再利用しました。
オイル注入
パッキン面を掃除し、ドレンボルトを締め付けます。規定締め付けトルクが指定されていると思いますが、数値が不明でしたので手締めしました。
灯油ポンプ(通称ペコペコ)を使い、フィラーから指定オイルを注入します。灯油ポンプは硬いオイルでも注入可能!冬季でも入れた実績があります。
上記表の通り規定量は決まっていますが、フィラーから溢れたところが適正量となりますので、平らな所なら測って入れる必要はないと思います。
パッキン面を掃除し、フィラーを締め付けます。こちらも規定トルクが未確認でしたので手締めしました。
デフケース周りに付着したオイルをパーツクリーナーで掃除してデフオイルの交換は完了です!
まとめ
今回初めてエルフのデフオイル交換をしてみましたが、作業スペースが広かったのもあり、非常に簡単に交換することができました!
躓いた点といえば、フィラー&ドレンボルトが固く閉まっており、緩めるのがちょっと大変だったくらいでしょうか。それに関してはスピンナーハンドルにパイプをかける事で緩める事ができたので安心しました。
これからいすゞエルフのデフオイルをDIYで交換予定の方は参考になれば幸いです。
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