いすゞエルフトラックNKR66EA(4.3L/4HF1エンジン)のMTミッションオイル交換をDIYで行ってみましたので記録しておきたいと思います。
至らない点もあるかと思いますが、これから同車種のマニュアルミッションオイル交換をDIYで行おうとしている方の参考になれば幸いです。
ミッションオイル量と交換時期
項目 | 容量 | 交換時期 | 指定オイル | |
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マニュアルトランスミッション | NKR69 | MSB型2.7L | 45000km または2年ごと | ベスコギヤーオイル トランスアクスル 5W-30 |
NKR66,71,72 | MXA-5型3.2L | |||
NKR66,71,72 | MXA-6型4.0L | |||
NKS71(直結式パートタイム4WD車) | MXA-5R型3.2L T/F2.0L |
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NKS71(ビスカス式トルクスプリット4WD車) | MXA-5R型3.2L T/F1.1L |
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オートマチックトランスミッション | JR403E型14.0L | 40000km または2年ごと | ベスコATF3 |
フィラーとドレン位置
いすゞエルフトラックNKR66EA(4.3L/4HF1エンジン)の場合ですと、フィラーとドレンは車両の運転席側にあります。このクルマは高床車&サイドバンパー無しなのでジャッキアップ、スロープを使用せずとも作業スペースを確保できます。
ミッションオイルを抜く
まずはフィラーボルトを外します。最初にドレンを外してオイルを抜いてしまうと、万が一フィラーが緩められなかったときオイルを注入するのが困難になるからです。
フィラーが無事外れたらオイル受け皿をセットし、ドレンをボルトを緩め外します。抜けてくるオイル量はミッション形式により異なりますが、だいたい4リッター前後ですので、それ以上の受け皿が必要です。
こちらは外したフィラーとドレンボルト。ドレンの方はマグネット付です。鉄粉が凄いですね!
フィラーとドレンはゴムパッキン(Oリング)が付いていますので、オイル交換ごとに新品します。無論ドレンの鉄粉は綺麗に掃除します。
名称 | 品番 | 価格(税別) |
---|---|---|
ガスケットドレンプラグ | 8-94336511-0 | 140 |
オイル注入
ドレンボルトを締め付けます。規定締め付けトルクが指定されていると思いますが、数値が不明でしたので手締めしました。
灯油ポンプを使い、フィラーから指定オイルを注入します。このクルマの指定ミッションオイルはベスコギヤーオイルトランスアクスル5W-30で、量は3.2リッターです。
規定の量は決まっていますが、オイルを注入し続け、フィラーから溢れたら適正量となりますので、ジョッキで測らなくても大丈夫です。但し、これは平らなところで作業した場合です。
フィラーからオイルがこぼれ落ち、落ち着いたらフィラー取りつけ面を掃除して締めます。
ミッション周りに付着したオイルを綺麗に拭き取りミッションオイル交換は完了となります。
まとめ
初めてこのクルマのミッションオイルをDIYで交換してみましたが、作業スペースが乗用車などより広かったため、意外と簡単に交換することができました!これからいすゞエルフのミッションオイルをDIYで行おうとしている方の参考になれば幸いです。
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